お久しぶりの投稿になりました。
本日は、少し前に完了した家財整理のご依頼です。
こちらのご家族様は、遠方にお住まいのご夫婦で、とても忙しくされていてなかなか連続した日で予定が合わず、、月1回のペースで家財整理を進めて参りました。
ご希望としましては、急いでお片付けを進めるのではなくひとつひとつ確認し、思い出に浸りながら進めていきたい、、!
との事でしたので、できる限り確認して進めていきました。
どこの部屋から始めていくかも念入りにご相談しました。古いお家ですので収納が多く、屋根裏もたくさんの物で溢れていました。大きい物では、中箪笥やベットのマットレスまでしまってありました。思い出の品もどんどんでてきますので、お片付けさせて頂きながらご家族様の昔話を楽しく聞かせて頂きました。本来の遺品整理とは、こういうものだなと改めて深く思いました。ご家族の気持ちに寄り添い、特に思い出深い手紙や子どもの頃の思い出の品に関しては慎重にお伺いしながら、少しずつ少しずつお片付けしていきます。
思い出深いものとのお別れは誰だって悩み、考えるものです。他人からすれば必要のないものであってもご家族にしてみればいろいろな思いが蘇ります。ですので、できる限り時間をしっかりかけて本当に要らないものと残しておきたいものとを餞別していく事が大切になっていきます。私たちは、そういったモノだけでなく気持ちを大切にご家族の方とお片付けをしています。
今回の家財整理は、ほとんどのものは回収となりましたが息子さんが今後、自宅を解体するまでの数年はこちらのお宅に住むという事でしたので、必要最低限のものは残して引き続き使っていくものもありました。新しいものも良いですが、昔の家具はしっかりしていてまだまだ使えるものも多いので再利用できるものは是非していきたいですね。
そして、まだまだお住まいになられるということで久しぶりに屋根のお仕事もお受け致しました。長く住むわけではないけれど、やはり大切なお宅ですので最低限のメンテナンスは必要ということで、ご依頼頂きました。登ってみると、やはり経年劣化、凍結により瓦はばりばりになっていました。割れた瓦が隣家に落ちてしまう事もあるのでしっかり修繕させて頂きました。
外側も内側も綺麗に片付ける事ができ良かったです。半年ほどかかりましたが無事に片付ける事ができました。終わったあと、お客様からメールを頂きました。
「自分たちだけでは思い入れのあるものばかりで、片付けることが出来なかったので、今回アップユニティーさんにお願いしてよかったです。思い切って片付けることができました。自分たちのペースに合わせて時間をゆっくりかけて片付けられたので安心してお任せできました。」とお言葉を頂きました。
時間はこれまでで一番ゆっくりだったと思いますが、遺品整理、家財整理は本来そういうもの。ゆっくり時間をかけて思い出しながら、思い出の品とさよならしていくのが一番よいんです。そうすると気持ちの整理もつきますしね。今回の家財整理のおかげで、また初心を再確認致しました。